立地について 2017年8月22日

立地について

動物病院経営の明暗を分けると言われる立地。



視認性(幹線道路沿いなどの目立つ場所)診療圏の優位性(世帯数、飼育数、競合多院の数)環境、将来性など、立地が良いに越したことはありません。



ただし、立地が悪くても活気があり好調なクリニックもあれば、立地に恵まれていても伸び悩んでいるクリニックもあります。



WEB環境が整備されている昨今、以前よりは立地で左右されることが少なくなってきていると感じていますが、現状はどうでしょうか?



住宅地



住宅街の真ん中、ご近所さんから目立つ場所は成功し難い?と思う。成功しやすいのは住宅街から一本入った道。あくまで経験則だが、誰かに見られているという意識があるのか住宅街の目立つ場所は敬遠される印象がある(A先生)



商業地などと比較して人の流動性が限られる住宅地ですが、目立つ場所ではないというご意見が印象的です。



道路沿い



中央分離帯があるような大きい道路沿いは広告宣伝に役立つが、交通量が多いことで動物が飛び出して危ない、駐車場が入れにくい出しにくいといった懸念を与えてしまう(B先生)



駐車場



来院の90%は女性のため、駐車場はなるべ広く確保し、駐車の白線も通常よりも余裕を持たせている。(C先生)



黄色と黒のいわゆるトラロープはしない。圧迫感を与え、女性には非常にストレスを感じさせてしまう。当院ではパーキンクスペシャリストという人材を備えて対応している(D先生)



来院の90%が女性、女性ドライバー目線の整備が印象的です。



競合多院



立地は当然重要だが50%程度?かな。飼い主さんはホームページを見る時代。口コミもSNSで診療圏を飛び越える。立地であまり悲観しない方が良い。(E先生)



1人勝ちの有名クリニックのそばでも成功しているところはある。繁盛している有名クリニックが手薄になっている点、例えばホスピタリティが突出しているなど、繁盛クリニックの受け皿的戦略?でうまくやっている。競合が少ない方が良いが、コンサルタントの意見を鵜呑みにしない方が良いかも。(F先生)



立地が良いに越したことはありませんが、立地に甘えず・悲観せず、WEB戦略や自院のホスピタリティなど、自助努力でしっかり対策されて活気のあるクリニックがたくさんあるようですね!


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