動物病院「徹底税務調査」シリーズ1 | 税務調査は怖い?日程の交渉 編 平成30年4月30日

動物病院「徹底税務調査」シリーズ1 | 税務調査は怖い?日程の交渉 編

「税務調査」皆さんはどのようなイメージをもたれていますでしょうか?

突然、国税職員が乗り込んできて、令状を片手にクリニックのレジや金庫、PCやメールを徹底的に調べられる?

そこまではいかないまでも、税務調査が入ったら「必ず」追徴の納税とそれに延滞税などのペナルティを覚悟しなければならないと考えておられる方が多いようです。

たしかに、いいかげんな経理をしていれば国税職員が乗り込んでくる、いわゆる「強制調査」であったり、調査後に重たい税負担をしなければならないことがあります。

ただし、しっかりと事前の準備をしていれば必要以上に不安を感じることはありません。

動物病院の税務調査はパターンが決まっています。動物病院を専門にしている税理士が準備と立ち合いを行えば、ご心配無用です。

当コラムでは数回に分けて、動物病院の税務調査の実態を解説させていただきます。

調査は通常「任意調査」

令状を持って踏み込んでくる調査は、国税庁査察部(マルサなんて言う言葉を耳にされたことがあるかも知れません)が行う「強制調査」で、これは相当に巨額で悪質な脱税行為を取り締まるもので、全体の調査の1%もありません。

これに対して院長先生が通常受ける税務調査は「任意調査」と呼ばれるもので、予めクリニックや顧問税理士に事前通知があり、日時を決めて行うものです。

例外的に、反面調査や内部的な告発で予告なしに臨場するケースもありますが、令状が無い限り、都合が悪ければ日程をあらためる事が可能です。

日程は交渉することができる!

日程についてはあくまで「任意調査」ですので、交渉が可能です。

日中のほとんどを診察に充てている院長先生におかれましては、急に言われても対応できないことと思われます。また、3〜4日も臨場されては診察に影響がでて「商売あがったり」です。

乱暴な調査官の方だと「何月何日に調査がしたい」と都合を一方的に押し付けるケースもある様ですが、交渉により院長先生&税理士が・・・

事前にしっかりと準備ができる期間

落ち着いて立ち会える日時

診察に影響が出ないような日程の短縮  これらを交渉することができます

ただし、税務署の調査官は納税者の会計・税務に対して「質問検査」できる権利を有しています。これらを理由なく拒否したり、質問に対して黙秘したり、虚偽の陳述をすることはできません(罰則があります)ので、交渉には充分な配慮が必要です。

税務調査に強い税理士の交渉は

税理士の中には、識が乏しい?経験が不足している?など、一般の納税者と同様に慌ててこの辺りの交渉ができない方や、むしろ、税務署側について税務署側について要求を丸呑みされている方もいらっしゃるようです。(全ての税理士が税務調査に強い訳ではありません

前述の通り、調査を受けることは納税者の義務であり、行政協力ですので避けて通ることはできませんが、税務署側の都合に迎合する必要はありません

クリニックを一時休診しますので、来院するペットや飼い主様にもご迷惑をお掛けしますし、何よりクリニックの利益を削っての調査ですので、なるべく簡潔に終わらせたいものです。

当社では簡潔に終わる様に、事前準備〜事後対応を行い、調査官納得のうえ、ほとんど1日で済ましています

日程の交渉は税務調査の入口で軽視できません。準備期間をしっかりと確保し、なるべく短い期間で簡潔に終わらせることが「追徴税額無し・申告是認」の近道です。

当社では動物病院の税務調査に精通しており、院長先生のご不安の解消や不要な追徴課税から守らせていただいております

税務調査でご不安、ご相談事ありましたらご遠慮なくお申し付け下さい。


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